2010年12月20日
シマアザミ
こちらでは、あちらこちらに生えている野草「シマアザミ」です
シマアザミは、トカラ列島から琉球各島に分布する固有種で、
主に海岸近くに多く見られる大型の多年生草本です。
明石では、裏のビーチに生えているだけではなく、
最近は散歩によく出かける高台への道の両脇に、よく見かけます
花は沖縄本島では白が多く、紫の花はまれなんだそうですが、
八重山、奄美諸島では紫の花が多く、白い花の方がまれだということです
この辺のシマアザミも、紫色の花ばかり見かけます
このシマアザミの葉は、とてもつやつやとしていて光沢があり、
葉の縁には、棘がいっぱいついています
このとげが結構鋭いので、気安く触ると深く刺さり、かなりの痛みを伴うみたいですよ
私は見ただけで、触る勇気はありませんでした
このシマアザミの根や葉は食用になり、
根っこは、血圧降下作用、利尿、解毒、止血、強壮薬等
の生薬として利用できるそうです
沖縄の方言で、チバナーまたはチンバナーと呼ばれています
ちなみに生薬として服用するには、沸騰した水に、シマアザミの乾燥物、玄米の乾燥物
及びオオバコの乾燥物を入れ、水が半分ほどになるまで煎じるといいそうですよ
石垣島に生えている野草の80%くらいは、薬草だといわれています
雑草だと思って抜いている葉も、実は薬草だったりするんですよね~
でも放っておくとどんどん増えちゃうので、やっぱり抜いちゃいます
おばあに聞いたら、どの草が何に効くか、みんな教えてくれそうですね
今日の石垣島の天気は晴れのち曇り。とても暖かな日です
Posted by 石垣島北部移住 at 15:39│Comments(0)
│明石集落