石垣島北部の魅力

ペンションの脇にある川です。ゴミの撤去がされて以降、水がたまりません
昨日は結構雨が降っていたのですが、川底を真っ平らにし、
全く深い場所がなくなってしまったこの川には、
どんなに水が流れてきても、全部海の方に流れていってしまいます
時間があったら川底を深く掘り下げて、水が多くたまる場所を作り、
大きな生物の棲みやすい場所にしたいのですが・・・
今はその時間がありません それでも時折川底を掘ったりしています。

そんな作業をして初めて気が付いたことが・・・


非常に見にくいかと思いますが、白い枠の中を見てください。
めだかのような小さな魚 がいます
こんな稚魚たちが至る所に群れを成して、沢山泳いでいたんです。

カメラを持っていった時は見つけられなかったのですが、
作業をしていた時は、2～3㎝位の小さなエビ も沢山いました。
（数年前は手長エビも沢山いたのですが・・・）

他にもいろんな種類の水生昆虫 がいました。
アメンボはすぐにわかるのですが、他の昆虫は種類がわかりません

オタマジャクシも沢山いました。


これはアオモンイトトンボ かな
太陽の光が当たって宝石のように光っていました



そして最近ではこの川に、美しいカワセミ がちょこちょこ来てくれています。
青い羽根がとっても綺麗なんですよね～
ご宿泊のお客様にも見ていただけるといいのですが、
カワセミは警戒心が強くて、すぐに逃げてしまいます
アカショウビン はまだ時折見かけますが、渡りの季節 がきたようです。
最近はあまり声も聞こえなくなりました。
アカショウビンもカワセミの仲間ですが、カワセミの中では唯一渡り鳥。
冬、東南アジアやオーストラリアで過ごすため、この時期渡り始めるのです。
アカショウビンもこの川で魚やオタマジャクシ、水生昆虫を獲っては食べていました。

こんな自然豊かな川なのに、大きな台風がくるとゴミが海から流されてきて、
重機で綺麗に掃除されるたび、その自然が壊されていくような・・・そんな悲しい状況
海の漂着ゴミがなくなってくれるのが一番なのですが、そうもいかない今の世の中。
何とか台風の度にゴミが押し寄せられてこないよう、
もう一度川の流れる道を検討しなおしていただきたいものですが・・・、
昔のように砂浜を蛇行して海に流れる川の道を作ると、
大きな台風の時、砂浜の砂がどっと海に持っていかれて
すごい危険な状態になっていましたし、なかなか難しい所なんでしょうね。
安全を選ぶか、小さな場所の豊かな自然を選ぶかということになったら、
やっぱり市としては安全を選ぶでしょう。
この川は西表・石垣国立公園の特別地域 になっています。
環境省の方も時々見に来られているのですが、
こんな民家や人の多い場所で、橋の上から川をのぞいただけで、
いろんな生物が見られるというのはとても奇跡的な場所なんだとおっしゃっていました。
この豊かな自然、何とかしたいものですね～。

ぺンションコーラルフィッシュ　ホームページ　http://www.thida.net/pension/coralfish/